活動のようす

様々な後遺症と向き合う当事者と家族の思いや日常の出来事などをメンバー間で共有するために、毎 月 1 回を目安に主に
JR 国立駅周辺でミーティングを開いています。
顔を会わせることで言外に示すものが伝わり、信頼関係を構築しやすくなると考えその機会を大切にしています。


参加ご希望の方は日時・会場についてお問合せください。

◆次回のお知らせ◆
2024年11月17日(日曜日)を予定しています。
会場などはお問合せください。
りんく代表:藏方
Mobile : 090-1734-5114
E-mail : kurakata.rtk@gmail.com

メンバーの声

2018年夏、夫は転落事故により脳挫傷を負いました。その日の朝に何か胸騒ぎがあったのを今でも憶えています。約一年の入院生活を終え、在宅での生活が始まりましたが、夫の回復に焦りと絶望を繰り返す毎日の中りんくに出会いました。発症原因はそれぞれ違いますが、当事者の家族という同じ立場の皆様とお話しをさせて頂く事で気持ちが安定していると実感しています。(50代女性)

2019年4月、末娘の17歳の誕生日の朝、突然の激しい頭痛を訴えた主人は、くも膜下出血と診断され、その後、脳梗塞、水頭症を併発し5度の手術を受けた後、病院や施設での療養生活を、4年が経った今もなお余儀なくされています。 発症直後はただひたすら主人の無事を祈るばかりでした。何度も訪れた危機を主治医の先生はその都度丁寧に説明をしてくださり、思った以上に落ち着いていたことを今も思い出します。ただその際伝えられた身体の麻痺による今後の生活が困難になること、また脳へのダメージによる高次脳機能障害が発症することの意味を、その時は理解していませんでした。 急性期の病院を退院するころには、心配事は経済的なことに移っていきました。生活費はもちろん、3人の子どもたちの学費をどうするか、また住宅ローンも30年残っていました。私の稼ぎだけでは到底払いきれるものでもなく、社会保障制度に頼るため、病院のソーシャルワーカーの方や市役所に何度も相談し、とにかく受給できるものは全て受けるため奔走しました。学費に関しては、幸運なことに国の修学支援制度が2020年度から始まり、3人とも無事に勉学を続けることができました。 その後少しずつ生活が落ち着いてきてはいるものの、自分自身の気持ちはまだ長いトンネルを一人で歩いている気分が続いていました。もちろん家族や周りの多くの方々に助けられてなんとかやってきましたが、主人がいない寂しさ、虚しさはずっと心の中でくすぶっていました。新しいことや、環境に飛び込む勇気は出ず、ただひたすらその日を暮らしていました。 そんな生活を続け3年が経った頃、市役所で偶然「高次脳機能障害」という言葉が書かれたチラシを見つけました。ちょうどその頃、主人が社会的行動障害を繰り返し悩んでいたため、そのセミナーに参加することを決意しました。そしてセミナー当日、先生方の講演を聞けたこともとても勉強になり有益な時間でしたが、後半のグループでのトーキングタイムでは、いろいろな医療従事者がそれぞれの立場で今の私の状況を理解しようと寄り添った意見を頂けたことがとても嬉しく、早速その月のりんくの例会に参加させて頂きました。その会ではいろいろな立場の方がいらっしゃり、皆さんそれぞれ境遇も違いますが、皆さんがお互いの気持ちに寄り添いながら意見を交換していらっしゃる光景にとても安心した記憶があります。今までも家族や友だちにも話を聞いてもらうことはありましたが、この病気を理解しているからこそ、りんくの方々の意見はとても私の腑に落ちました。もちろん正解はありませんが、同じような立場の方がいて、話をしたり聞いてもらえたりする場というのは、それまで一人で突き進んできた私には、やっと落ち着いていられる居場所を見つけたような気さえしました。 それから1年が経ち、今度は主催側という立場でセミナーに参加させて頂きました。1年前より講演してくださる先生方のお話にも理解が深まりましたし、トーキングタイムでは当事者家族の方のお話に耳を傾けて、一緒に解決方法を模索するなど、自分自身の体験が少しでもどなたかの役に立てるのであればと、とても嬉しく感じました。 私自身がそうであったように、こういう機会があることをもっと多くの方に知ってもらい、悩み事などを聞いてもらえる場があるだけでも、どれだけその人が救われるのだろうと思い、ここに機会を頂きましたので、率直な気持ちを綴らせて頂きました。今お一人で不安な生活を送られている方の心に少しでも届くことがありましたら幸いです。 (50代・女性)

当事者の母です。子供は学齢期に悪性脳腫瘍を発症しました。入院治療中は病気の不安のため治療が早く終わることだけを願っていましたが、入院環境の中で「そんなこともあるよ」と思えたことが、日常に戻って「なぜできないのか」と考えている私に気づいた時、これは病気以外の何かが起きていると感覚的に理解し、変わらなければいけないのは私を含めた環境の方だ、と思いました。  高次脳機能障害の家族にはやらなければいけないことが沢山ありますが、やらない方がいいことも沢山あります。複雑な日常の中で一番戸惑っているはずの本人にうっかり辛くあたったり、とっさの行動が親切でなかった時にこそ、自分自身に気づくことでこれからある辛いことにも立ち向かえるかもしれないと思っています。 私にとってりんくは、自分を取り戻す考え方を得る、私のリハビリテーションの場の一つです。  意識のない子の病気の治療方針を決める時は、なぜこの決定をしたかを「この子が大人になった時に説明できるかどうか」を基準にしていました。「保護者は子供から子供時代の決定権を預かっている者」という感覚の中で、決定権をいつ返還できるのか、私自身が子供の成長の妨げになってはいないかという不安が常にあります。  今、こうして文章にして、りんくで紹介された上田敏先生の「リハビリテーションの思想~人間復権の医療を求めて」という書籍がなぜ私の頭から離れないのかがわかりました。 りんくではよく、とても自然に、高次脳機能障害に限らず読んだ本を紹介し合います。自分が選び読んだ本を人に紹介するのは、心をさらけ出すような面もあり、私にはとても勇気が必要なことですが、りんくでは安心してそれができると感じています。 (50代・女性)

様々な理由で障害を負った当事者を家族にもつ会員間での情報交換により、困った事、気になる事、その場で解決することができ、当事者に接する気持ちも変わり、参加して良かったと思います。高次脳機能障害について理解できるまでまだまだ、時間がかかります。みなさんと一緒に勉強して行きたいと思います。(70代・女性)

4年前に行ってきます!と出勤し、20分も経たないうちに変わった姿で対面したのが交通事故で受傷した主人でした。数日し、主治医の初見は社会復帰は無理、24時間の見守りが必要、抑制が効かないとの数々の言葉に絶望し途方にくれ、この先の不安が増すばかりの中で主人は大声を出し叫び、怒鳴る、穏やかだった主人とはまるで別人のようでした。突然の生活の変化に私は精神的にも追い込まれ、孤独感が半端ありませんでした。主人の父の介護もある中で多方面の専門家の方々ともご相談し、私は息子とも話合い、退院後、在宅での介護は無理と判断し、もちろん在宅での介護が出来ないとの心の葛藤がある中で、こちらの会に足を運ばせていただきました。 その時に会員の方から決して自宅で介護するだけが介護ではありませんよ。ご主人の場合はご自宅での介護は難しいので預ける事も必要ですよとの言葉に心が救われた思いでした。二年半の病院生活を経て、主人は今、介護施設にお世話になっております。時間も取れる中で、会で様々な講習会や勉強会のご案内をいただき出来る限り参加しました。また、会員の方々のお話をお聞きし、私一人ではないんだ!と実感したのがこの会の存在であり、心強い思いになりました。月1回はお顔を合わせての何気ない会話や介護者の立場でのアドバイスを頂いたりと日頃の様子などを共有する時間を持てて私にとっては貴重な時間を過ごさせていただいております。 (50代・女性)


夫が高次脳機能障害を負い、対応の仕方が全然わからず、途方に暮れました。生活面の急激な変化にも戸惑い、困りごとだらけでしたが、周りに話せる人はいませんでした。「りんく」では、同じ配偶者の立場の方々に悩みを話して、聞いてもらえるだけでずいぶん気持ちが楽になりました。また、具体的な対応の仕方や、気持ちの切り替え方など、他の方からのアドバイスを聞いて参考にしています。りんくは私にとって、経験を話せる貴重な場であり、「私は独りじゃない。頑張ろう」と力をもらえる場です。 (40代・女性)

20代の娘が病気により受傷しました。 後遺症との向き合い方に戸惑う日々の中Dr.より、「りんく」を紹介して頂きました。 けれど色々迷い参加させて頂いたのは半年位たってからでした。 家族会...娘にそれとなく話すと「絶対に行かない!」夫は「家は家だから自分は行かない!」私自身も行ってみたい、でもどうしよう等考えてしまい。 そんな時、代表の方が私の事を気に掛けてくださっている事を知り、思いきって電話をすると、張り積めていたものがほどけて行くのを感じ、お会いして直接お礼を伝えたいと思い、例会へ参加し見学だけのつもりが和やかな雰囲気の中、自分の戸惑う気持ちを話せて更に皆さんに共感してもらえて、安らぎを感じ、その場で入会させて頂きました。 例会で自分の気持ちを聞いてもらって楽になり、次の例会までに新な悩み等ありますが、毎回前を向こう!と元気をもらっています。「りんく」に出会えて良かったです。 紹介してくださったDr.と会の皆様、いつもいつも支えて下さり、ありがとうございます。 (50代・女性)









セミナーの開催

心と身体にアプローチすることも高次脳機能障がいの回復を促します。更にライフステージに見合った適切な社会資源を利用することが、当事者・家族の安定した生活に繋がります。 当会では高次脳機能障がい者の支援にあたる方を対象に、より良い支援のためのセミナーを開催予定です。 詳細が決まりましたらこのサイトでご案内いたします。

次回のセミナーについて

2024年6月2日にセミナーを開催します。




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過去に開催されたセミナー




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お問合せ先
代表:藏方律子 Mobile : 090-1734-5114
       E-mail : kurakata.rtk@gmail.com